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Skyrim長文:PC版でストームクロークルート

●タロス信仰の重要性
タロスがConventionを強化している話はスケールが違いすぎる。
(参考:インペリアルライブラリの「What appears to be an Altmeri commentary on Talos」。)

ウ○コとカレーなら悩むまでもなくカレーを選ぶだけだが、ストームクロークと帝国軍はウ○コ味のカレーとカレー味のウ○コのようなもの。どっちがどっちかは優先順位や感じ方によって異なるだろう。実際どっちもウン…。それなら何か「カレーみ」があるほうを選びたい。

「タロスがthe Wheel of the Conventionを強化しているという話。そしてタロスを排除するだけでなく、人間種族を世界からだけでなくPattern of Possibilityから取り除き、繰り返させないようにする。」これをサルモールがやる恐れがあるならば、タロスの存在は不可欠。
これを私は「カレーみ」だと見做した。だからタロス信仰を継続する意思のある勢力を「カレー」として扱う。

残念ながら公式が用意した内戦クエストには、ストームクロークと帝国軍(五十音順)しか選択肢がないため、どちらかを選ぶしかない。だから前述の「カレー」であるほう、例えそれが「ウ○コ味」だとしても「まだカレーである」という理由でストームクロークを私のドヴァーキン達に選択させた。


※メモ。
・「ウ○コ味」はストームクローク内の差別的な部分を指す。「まだカレーである」という理由で片方を選ぶとき、それは「ウ○コ味が好きだ」にはならない。差別的な部分を好ましくは思えない。
・バルグルーフ首長、フットワークの軽さや人物について主人公(≒プレイヤー)は知っているが、彼は「帝国から独立する組織の指導者」に相応しい実績は積んでいない。
・何でゲーム内の話のためにこんなのを…とたまに思う。CS版時代にいろいろあったからだけど。こういう形で発散させることで、自分の中に燻ってたものをすっきりさせた。
(いろいろあった結果自分の中に生まれたもの、時間経過で消えるだろうと思っていたが消えなかった。消えず、残り続けた。だけど発散させることで減るらしい。)
(※当記事には個人的な解釈が含まれます。)


●ストームクローク入隊
ノルドが市民としての完全な地位を得るための通過儀礼(氷の生霊を倒す)を終えて正式にストームクロークの一員に。
(氷の生霊を倒すことの意味は、『帝国へのポケットガイド 初版』のスカイリム編、UESPでは「Lore:Pocket_Guide_to_the_Empire,_1st_Edition」の「Skyrim」を参照。)

※『帝国へのポケットガイド 初版』における該当箇所の個人的な訳。
北部と西部のHolds――ウィンターホールド、イーストマーチ、リフト、ペイル、Old Holdsと総称される――は、地理的及び選択によって孤立したままであり、同地のノルドは古い風習に忠実である。外から来る人間は希だが、通常は年に一度巡回する行商人が訪れる。
若者は冬の最も厳しい時期に山へ数週間出掛けて、氷の生霊を狩り、市民としての完全な地位を要求する

ストームクロークの入隊試験は、言わばOld Holds流の成人式。この通過儀礼を終えることで、一人前のノルドとしても、スカイリムの解放を目指すストームクロークとしても認められるわけか。実力を証明するというより「一員になること」に重きが置かれている印象を受ける。


この人の言う「ノルド達が儀式のようなもののために狩っている」とはもしかして…?


●ホワイトランの戦い
ストームクロークルートの最大の難所:バルグルーフ首長に失望されるところ。
毎度のことながら、バルグルーフ首長にご退場願うのは辛い。


※気になること。
「ストームクローク兵がノルド以外から買わない」という話がホワイトランでしか聞けないのは何故だろう?

他の要塞の例。
・ウィンドヘルム:アルトマーとインペリアルがいて普通の待遇を受けている。
・リフテン:ノルド、ダンマー、アルゴニアン、その他が普通に混ざって生活している。
・ドーンスター:調査中。
・マルカルス:ノルドかどうかよりリーチメンやフォースウォーンかどうかが重要そう。
・ファルクリース、モーサル:ホワイトランのような変化は見られない。
これらを考えると、もしかしてホワイトラン特有の現象…?ヴィグナー新首長の意向なのか?

なお、マルカルスの新しい執政はインペリアルのレブルス・クインティリアス。モーサルの新しい私兵はアルゴニアンのティーバ・エイ。「ノルドのみ」でないことは入隊クエストでのガルマルの台詞からわかるが、この2つのホールドでは実際にノルド以外の種族(特にアルゴニアンは意外)が要職に就いている。



ノルド以外のストームクローク兵として挙げられるのは、ランダムイベントのインペリアルと、マルカルスの銀細工師エンドンの息子。

ケラはエンドンの妻であり、ケラがレッドガードであることから、彼らの息子ケードはレッドガードになる。(ゲーム内書籍『種族別の系統発生論』より。)

●スカイリムの各NPCによるウルフリック評

曰く「前はあんなにひどく自己中心的じゃなかった」。きれいな頃のウルフリックを見てみたかった。


曰く「気に入らないところはあるが、この戦争とスカイリムの未来については正しい」。「総合的な判断」か。


曰く「身勝手な野心家なのは分かっているが、あいつのことはまだ分かる」。

敵、部下からだけでなく支持者の首長からも酷い言われようだ。しかしそれでもウルフリックは(そんな人達からも)支持されている。
ウルフリック首長を直接知る機会のある首長クラスの人間ですらそれならば、それでも支持されるウルフリック首長とは何なのか、という疑問が湧く。彼らにとって、帝国の信用や期待値はそれより低いのかもしれない。


一方で彼の能力についてはこんな評も。
首都であり人材豊富なソリチュードの執政ファルク・ファイアビアードは、ウルフリック首長のとったエリシフ首長に対する選択について「天才的」や「非の打ちどころが無い」と評す。

●『サルモール調査:ウルフリック』の内容
ウルフリック首長といえばもう一つ気になるのが、この本の内容。スパイという言葉に関して。
スパイの部分は原文ではAssetであり、この単語にはスパイという意味は無い。スラングだという話もあるが、私には真偽が判断できなかった。

普通に考えると、敵に捕まったからという理由で、残りの人生を捧げて敵の為にスパイをしようとは思わないだろう。
サルモールはウルフリック首長に利用価値を見出だし、ウルフリック首長は生き残ることを考え、互いに互いを利用するつもりで関係を作ったのではなかろうか。

実際、『サルモール調査:ウルフリック』には、「彼の尋問で聞き出した情報は帝都占領に極めて重要だと思い込まされ」という記述がある。「思いこまされ」という記述から、彼が真実ばかりを話したのではないと解釈できる。将来のことを考えて、自身が同胞のノルド達から裏切者と見做されない範囲で頑張っていたのかもしれない。

マルカルス事件とその後の態度の変化に関しては、サルモールはスカイリムを分断し帝国を弱体化させる切欠を欲しており、ウルフリック首長は大義を掲げる上で実績が欲しかった。その両者の利害が一致したのがこの事件で、ウルフリック首長は目的を果たしたので、もう用は無いとばかりに「直接的接触に対して非協力的」になった、とか。

でも、「あらゆる状況を利用した狡猾なウルフリック首長」ならば、内心ではまだ利用価値があると思っていそうだし、サルモールも異なった立場で利用価値があると考えていそうだ。
両者は、お互いの目的は真逆ながら、ある程度の範囲内であれば、お互いに得をする関係か。



●ウルフリック首長の人物像と決闘について

総合的には、理想的な人物ではないかもしれないが政治的な才能に溢れていて、マルカルス事件も含めて、あらゆる状況を利用して上級王への道を着実に進む野心家というところ。
野心家=悪ではないし、彼の大義への賛同者は少なくない。ウルフリック首長本人が、支持者の言う通りの「上級王になりたいだけの男」だとしても、第4紀201年時点のスカイリムの状態(ホワイトランを除いて、ストームクローク側と帝国側のホールドで4:4で真っ二つ)を見る限り、彼の大義には需要があったようだ。

※参考:テュリウス将軍とリッケ特使の会話から、彼の大義の下に集まる兵士が増えているということがわかる。


マルカルス事件にはこういう側面もあったようだ。
(オールド・フロルダンの戦いについては、『アークチュリアン異教』を参照。)

①「タロスのように」リーチメンの手から取り戻したこと。
②市民軍を率いて「統率力を示した」こと。
③帝国と交渉して「タロス崇拝を認めさせた」こと。
④2度目の裏切りによる「帝国への不信の高まり」。


ウルフリック首長は、この事件と、2度目の裏切りを経てもなお帝国に従順な上級王トリグとの決闘によって、反乱の大義と、反乱軍の指導者としての資格があることを証明した。
そしてムートの開催条件も満たした。上級王の死=開催条件。(参考:ロードスクリーン、UESPの「Lore:Moot」。)


ムートについて、『スカイリムの統治』から引用。
>上級王はすべての支配者で“ムート”と呼ばれる特別に招集される全首長の議会で、明らかにスカイリムの上級王としてふさわしい首長の1人が選ばれる。もしくは、理論上選ばれることになっている。
>しかし、現実的には、上級王は帝国に忠誠を誓い、ソリチュードの街が最も帝国の文化や政治の影響が強いため、ソリチュードの首長が何世代も上級王になっている。そのためムートは形式的になり、ただの茶番にすぎなくなってしまった。


※決闘について。
上級王トリグが決闘を受諾していることから考えて、決闘制度自体は残っている?
制度が残っていないなら彼は拒否すればいいだけで、拒否すればウルフリック首長は恥をかく。恥をかいて感情の赴くまま上級王トリグを○したら、それこそゲーム開始時点で帝国側のNPCが言う通り、ただの「○人」。決闘が制度として残っていないのなら、上級王トリグに決闘を申し込むことに正当性は無く、それでは支持は得られない。
ところが上級王トリグは決闘を拒否しなかった。ならば、できなかったと解釈するほうが自然だ。
それが制度上の理由、つまり決闘が制度として残っている場合、ソリチュード初訪問時のロックヴィル処刑シーンの見え方が変わってくる。

「上級王トリグの名誉」という点でも、うちではこう解釈してる。
・実戦経験者のウルフリック首長に勝てないのは理解していたが、決闘制度が廃止されず残っていたため仕方なく戦って負けた。
・決闘制度は廃止されており、特に受ける理由も必要もなかったがウルフリック首長と戦って負けた。
どちらがいいかといえば。


※参考。
決闘裁判については、第3紀399年時点では有効であるらしい。ただし状況は異なる。
『オルシニウム陥落』より。「複数の請求者に同等の所有権があるとされ、膠着状態になったときは、決闘で勝負をつけよと法はうたっております。なんとも時代遅れな法かもしれませんが、繰り返し検分してみたところ、現在においても有効とされるのです。帝都評議会のお墨つきで」。


これは個人的な解釈であり、ウルフリック首長が本当に計算してやっていたのかは不明。それはべセスダにしかわからない。ただ「あらゆる状況を利用して上級王への道を進む人物」が無計画で行き当たりばったりな人間であるとは考え難く、それゆえマルカルス事件などを好意的に解釈した。(ボロクソに評したとして、そんなもの他人が読む気になるか?と思ったことも関係している。そうするくらいなら「わからない部分は」好意的な解釈を。)
彼は「白金の塔の軍事作戦中に捕虜として捕らえられた」時点、そしてマルカルスをリーチメンから解放しようとした時点で、本当はどのへんまで考えていたのだろうか。


●ソリチュードの戦い
ソリチュードの門を潜ってすぐ、ウルフリック首長に合わせて同じタイミングで「揺るぎ無き力」を使うのが楽しい。ダブルフスロダ、帝国兵はもれなく吹っ飛ぶ。


ストームクロークルートは兵士のテンションが高めなのがいい。


●不安な点:闇の一党クエストとの関係
非常に気になるこの台詞。

詰んでる。皇帝のいとこどころか、皇帝自身が暗○されている。
ストームクロークルートは、ストームクローク自身と全く関係のない、闇の一党の行いのせいで頓挫する可能性がある。

この台詞は、以下の状態で見ることができる。
・内戦クエスト(ストームクローク所属):「フラーグスタート砦の戦い」を受ける直前。
・闇の一党クエスト:「死するまで拘束される」を発生させる。

ウルフリック首長の危惧した通りにならないとしても、戦後処理に悪影響が出るのは間違いない。

ハンマーフェルの場合は、まず皇帝が白金協定を拒否した同地方を放棄(『大戦』より)。アルドメリ自治領との5年に及ぶ戦いの後、ストロスエムカイの第二条約(UESP内を「Second Treaty of Stros M'Kai」で検索)によって、アルドメリ自治領にハンマーフェルから撤退することを約束させた。
スカイリムの場合も、帝国軍を追いだした後に帝国と会談して独立を認めさせなければならないが、その皇帝が闇の一党の活躍により不在となる。元老院は…。


元老院といえば、属州の内戦中に自国の皇帝を暗○とかどうなってるのか。
闇の一党に依頼をもちかけた元老院議員アマウンド・モティエールは、主戦派と穏健派のどちらなんだろうか。帝都を守ったのは皇帝タイタス・ミード2世。されど白金協定を呑んだのも皇帝タイタス・ミード2世。

皇帝タイタス・ミード2世のやり方は屈辱的だと思った人物がいて、かわりに皇帝になりたがっているのか、アルドメリ自治領と再戦する余裕がないから仲良くしたいのか。依頼人まで暗○されたから今後どうなるのかさっぱりわからない。まあ、生きてても教える必要が無いので教えてくれないとは思うが。
皇帝は死に際にわかっていたと言うので、何らかの準備をしてるものだと思いたいが、私にはスカイリムの地で暗○される意味が何なのかわからない。デメリットしかないように思える。

話の広がり方にしても、現代ですらデマが横行するのに、こんな時代では…。
(上級王トリグとの決闘にしても、実際はスゥームで吹っ飛ばしてグサリ…なのに、スゥームだけで倒したと噂されている。)
ここに「自国の皇帝が内戦中のスカイリムで暗○された」と「闇の一党は依頼を受けて動く組織である」事実が加わると、簡単に「内戦中のスカイリムで暗○された」→「内戦で暗○された」→「内戦を起こした奴に暗○された」にスリかわってしまいそう。

個人的には、闇の一党が壊滅してくれれば、ストームクロークルートでも問題ないと思う。
闇の一党の壊滅ルートはシセロと夜母の合流より前なので、壊滅させてしまっても存続は一応可能だろう。夜母さえいれば何度でも再生できる。
でも、公式が「何も起こらなかったほうのルート」を採用するだろうか…。


まあ、逆(帝国軍ルート)もアレで、どちらに進んでもスカイリムの未来は暗い。
・ストームクローク:独立後は、白金協定の影響範囲から出てタロス信仰が守られる。闇の一党のせいで戦後処理が不安、全面戦争の恐れも。
・帝国:タロス信仰の取り締まりがスカイリム全域に及ぶ。落ち目かつ、皇帝不在で元老院も一枚岩でない、混乱待ったなしの帝国と運命を共にする。


シロディール、モロウィンド「お前(スカイリム)も荒廃するんだよ!」
スカイリム「」



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