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Fallout4記録:Instituteの罪(一周目、BOSルート)

※クエストに関する重大なネタばれがあります。注意。

何もかも手探りで進めていく故に得られる感動は、一周目でしか得られない。そしてその感動は、周回を重ねていくうちに薄れていく。
散々迷った挙句、一周目はその感動を大事にして、BOSルートでいくことに決定。



Glowing Seaの某施設にパラディン・ダンスを残してPrydwenに帰還した後、驚愕の事実が判明。

なんとダンスはsynthだった!?

エルダー・マクソンからダンスを処刑せよと命令される。
彼がsynthであることを知らされていたか?と、なんとなく主人公にも嫌疑の目が向けられている印象。身の潔白を晴らすためという理由と、ダンスに裏切られたのか?という気持ちが混ざって、迷わず処刑命令にyesと答える。Institute内でShaunだと思っていた子供に「知らない人」扱いされたばかりで、しかもその子供は本当のShaunではなくて、今度は信頼していた相手に裏切られるという畳みかけるような展開に動揺が隠せない。

エルダー・マクソンは、この件についてプロクター・クインランに何度も確認させたという。ダンスは、彼自身が厚い信頼を寄せていた人物であるだけに、彼自身も相当驚き、そして本当にsynthなんだとわかった際の失望と怒りは相当なものだったのだろう。
しかし、ここで情に流されて処分を怠るのは立場ある人間がすることではない。中枢にスパイが入り込んでいると判明した以上、一刻も早くその人物を捕えるか処分しなければならない。この状況でのエルダー・マクソンの判断は正しい。

なお、主人公はダンスを処刑するとナイトからパラディンに昇格される模様。これに関して、エルダー・マクソンは「私を失望させるな」と言ってくる。

(ところでこの人、この顔で20歳という話だけど本当なのか。歳の割に老け過ぎじゃないですかね。まあ、エルダー・リオンズとサラ亡き後、BOSを纏め上げる苦労をしたわけだから…。)


とにもかくにも本人に会いに行こうとしたところ、彼の部下Haylenに人気のない場所に連れて行かれ、彼の言い分を聞く機会を与えてやってほしいと嘆願される。
もちろんそのつもりだ。彼は最も長くウェイストランドを旅したコンパニオンであり、強さの面でも人格の面でも最も好きなコンパニオンだ。道中、彼から聞かされる身の上話から、彼が典型的なBOS軍人で、部下の死に心を痛める人物であることが伝わってくる。その彼がsynth(Instituteのスパイ?)だという事実はにわかには信じがたい。本人から事情を直接聞かなければならない。


彼が立てこもる場所へ。そこでこれまた驚愕の事実が明らかになる。

ダンスは自身がsynthであることを知らなかった。


彼は既に自分の運命を受け入れていた。なんとか説得を試みようとするも彼の決心は固く、処刑されるべきだと言って考えを曲げない。この穏やかな表情がプレイヤーの心を揺さぶる。そんな顔をしないでくれ。


「私は既に家族を失った。私は私の友人を失うことを望まない。」と再度の説得をしたところ、彼のホロタグを受け取って、それを任務成功の証拠とせよと言ってくる。なんとか聞き入れてくれたようだ。そういえば、オブリビオンとスカイリムの闇の一党クエストでもこんな展開があったな…。

彼の提案を受け入れてホロタグを受け取り、外に出る。ダンスとのやりとりの最中には、思わず答えられずにダンスに答えを促されるということもあったが、なんとか丸く収まりそうでほっとした。

 
あっ…

ダンスのいる建物を出ると、そこにはエルダー・マクソンが立っていた。
彼は、主人公が本当にダンスを処刑できるのか確かめるために来ていた。頭の中に全くなかった光景を前にして、SSを撮るのが遅れてしまう。考えてみれば当たり前の行動だ。ダンスを説得できるかどうかばかりを考えていて、その可能性を考えるのを忘れてしまっていた。

なぜこの男が生きているのか!?と怒られる。

そして彼はsynthは人間ではないこと、科学が人間の制約を越えてしまったから核戦争が起き、何十億人もの人間が○んでしまったこと、そしてInstituteが同様であることについて語る。とても熱っぽく。プレイヤーは彼がBOSの理念に対してこれほど熱い思いをもっていることを知らなかった。彼は本当にBOSが技術を管理することを考えているのだ。

一方で彼の指揮下にあるBOSは、ベルチバードを用いて周辺の治安維持活動を行っている。スーパーミュータントとグールに容赦がないのは相変わらずだが、BOS以外のウェイストランド人に極度に排他的にふるまうこともない。
旧来のハイテクレイダーとしてのBOSと、リオンズBOSの性質を若干ながら引き継ぎ、そしてその指導者たるエルダー・マクソンはBOSの理念に対して本気で考えている。プレイヤーはここにBOSの可能性を感じた。


一方、synthだと判明したダンスはBOSとしての記憶を語る。彼は、BOSの仲間が倒れた時は悲しみを感じ、BOSの敵を打ち破った時には誇りを感じたと言う。
Instituteはsynthにオリジナルの記憶と人格をインプットするという。彼がsynthであることは変えようのない事実だが、彼はやはりダンスなのだろう。体はsynthだが、彼の心はオリジナル同様BOSなのだ。

しかし、あくまで受け取る側がオリジナル相手の時と同様にダンスだと受け止めているだけであって、オリジナル自身ではないという事実は変えられない。
synthは極めて人間的なロボットであるが、人間ではない。そして、synthである以上、Instituteとsynthの破滅を望むBOSとは相容れない。
彼の弁明に関わらず、エルダー・マクソンは主人公にダンスを処刑するよう命じてくる。ここの説得は難しい。4つある選択肢の内、4つすべてが黄色なのだ。主人公にしてみれば、とんでもない修羅場だろう。

上下と左、3つの選択肢は全て失敗した。彼の功績も、彼の思いも、エルダー・マクソンには通じない。ならばということで、最後まで残していた「ダンスを失うことは、主人公をも失うことになる」を選択。この場でBOSと敵対することになっても仕方がないという決断だ。フル改造したT-60パワーアーマーを着こんできたのはダンスと戦うことになった場合のための準備だったが、思わぬ形で役に立つことになったようだ。



ところがエルダー・マクソンはそれを許した。マクソンは、ダンスは処刑されたことにすると言ってきた。
彼も心の中では揺れていたのかもしれない。ダンスは彼が厚い信頼を寄せていた人物だが、彼にはBOSの指導者としての立場がある。Instituteとsynthの破滅を望む彼にとって、例え身内であってもsynthを見逃すことはできない。しかし命令は絶対だと言いながらも、彼は主人公に彼自身を説得する時間を与えたのだ。


なんとかうまくまとまって本当によかった。

そしてエルダー・マクソンはベルチバードでPrydwenに帰って行った。主人公も帰還し、その場でダンスに関する今後一切の口止めと、パラディンへの昇進、そしてダンスの使用していたパワーアーマーの譲渡を通達される。

ダンスはこの建物に留まると言う。そして、Instituteは破壊される必要がある、とも。プレイヤーはここで改めてBOSルートで行くことを決定した。Instituteへの復讐という目的に加えて、ダンスのために。レールロードに組することは、彼は望まないだろう。
さようなら、ダンス。

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